詩人というものはおおよそ美しい目を持っている。しかし彼のようにより多くの夢を呼び込む瞳を持った人間と出逢ったことはない。私は彼にキーツの詩集を手渡した。そしてその瞬間に彼の詩が進化したことが解った。近くで鳴る鐘の音にあわせて微かに共鳴し始めたもうひとつの響きを感じ取ったからだ。 ロード・ダンセイニ


フランシス・レドヴィッジ(1887-1917)

●1887年 
 アイルランドの聖地タラから見渡せるスレーンに生まれる。5歳の時に父を亡くし子供の頃から炭坑などで働きながら詩を創作。

●1911年 
 ダンセイニ卿に手紙と詩集を送る。真の詩人である旨の返事を受け取る。以降ダンセイニ卿はこの若い詩人を世に出し、支援していくこととなる。

●1914年 
 愛国心から世界大戦義勇兵募集に志願。王室インニスキリング第五隊入隊。ガリポリ、セルビアなどに出征。戦場でも多くの詩を書き続ける。

●1917年 
7月31日フランドル戦線で戦死。享年30歳。

■主な詩集
 Songs of Fields(1915年)  Song of Peace(1916年)  Last Songs(1917年)





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